健康維持 病気予防

肌の感覚をうまく使うと、脳に良い影響を与えることができる!

  1. 肌の感覚は脳で感じている
  2. なぜなら知覚は脳で感じて
  3. もし仮に、脳が病気になったら
  4. だから、肌の感覚を生活に活かして
  5. まとめ

◆この記事は、こんな人にお勧め
 ・何かしら生活に張りがないひと
 ・最近、元気がなくなったひと
 ・わくわくすることが少ないひと
 ・いらいらして周りにあたっているひと

目次

1. 肌の感覚は脳で感じている

今、あなたは何を手に持っていますか?スマホですか?マウスですか?腕組みしていますか?脚は組んでいますか?

私たちは色々な動作や行動をして毎日を暮らしています。そして、そのほとんどは意識していません。

例えば、今あなたがスマホを持っているとしましょう。スマホに掛かった指の感触を意識していますか?答えは、No!でしたね。

しかし、私がスマホと言った瞬間から、脳が意識を始めます。「そういえば、スマホを握っているよね」と。

また、下着や洋服の感触がありますか?これも意識を向けた瞬間に感じるもので、意識を向けないと、気づかないままですね。

今、椅子に座っていますよね?お尻が椅子に圧迫されている感触も、同じです。

こんな感じで私たちは、肌を(皮膚や筋肉をも)通して知覚(ちかく)し、感じています。今までの話は、「触れる」と言う感覚です。

これを触覚(しょっかく)と言います。肌には、他にも温覚、冷覚、痛覚などがあります。

2. なぜなら知覚は脳で感じて

肌の感覚は、肌で感じていると私たちは思っています。しかし、違います。

肌の感覚を知覚と言いますが、知覚は脳で感じているものなのです。ややこしくなって来ましたね。解りませんよね?

でも、大丈夫です。次の項目で脳のことがもっと解りますから。だから、ここでは「へ~そうなんだ!」と思っていて下さい。

あなたが、スマホの画面に集中していても、落とさないのは、指の触覚が脳へ伝わってスマホを保持するように、無意識で調節しているからです。

ね、私たちの指ってすごいでしょ?

これらの一連のことをじっくり観察すると、私たちのこの手指は脳と密着に繋(つな)がっていると判ります。

さて、ここからが、面白い話です。「そうか、指と脳が繋がっているのなら、指から何か情報を入れて脳を刺激できないか?」と考えられる訳です。

3. もし仮に、脳が病気になったら

脳梗塞(のうこうそく)という病気があります。脳の中を走る血管の一部が詰まってしまい、大切な脳細胞が死んでしまう状態です。

脳梗塞の有名な症状の中に、半身麻痺(はんしんまひ)と言う症状があります。

もし仮に、麻痺(まひ)なので動かすこともできませんし、麻痺が起こった側の手や腕を、誰かがつまんでも痛くありません。

肌に注射針を刺しても、痛くはありません。これは、指や腕の知覚を感じる場所とつながっている脳がダメになっているからです。

このことで、何を言いたいのかといいますと、「手で触れる感覚は、脳が感知している」と言うことです。

肌からの情報が脳へ伝わり脳が触れたと感知したら、私達はその感覚を「肌の場所で感じた」と勘違いしているのです。

とても不思議なことです。

4. だから、肌の感覚を生活に活かして

「肌の感覚を生活に活かす」とは、どんなことでしょうか?

ここまでのお話で何となく、「肌と脳はつながっている」と理解できましたか?

実際に、私たちは、生活の中で沢山のものに触れます。

私たち周囲のもののほとんどが、生活のため、あるいは仕事のための「道具」となっていると思います。

道具は品物、あるから便利として使ったり、時には、放り投げたりして乱雑に扱ったりします。

そこで次のようなことをおすすめします。

  • ものをつかむ時は、赤ちゃんの手を握るようにそっとつかむ
  • 持ち上げる時は、そっと持ち上げる
  • 動かして使うものは、ガチャガチャと音を立てない 例えばドアのノブ。そっとにぎりそっと回し、緩くにぎったまま、ドアをゆっくりと開けるのです!
  • ひとつの動作をゆったりとおこなう。あたかもスローモーションのように

特に、手の感触を大切にして生活をすると、本当に不思議です。

脳のなかが何かしらすっきりとしてきて、気持ちに余裕が生まれます。証拠を出して、お見せできることではありませんので、体感していただくことがベストとなります。

5. まとめ

肌の感覚、とくに触覚(触れた感じ)を繊細(せんさい)にして下さい。

繊細にとは、ていねいに、ちからを抜いて、むしろ、ゆっくりとやる感じです。これを、無意識にやっているひとが、たまにいます。

どんな感じかというと、とても「エレガントな人」に見えます。自分の脳もリラックスするし、周りからもそう見られるし、一石二鳥(いっせきにちょう)ですよね。

また、肌感覚ですので、衣類など「肌に触れるもの」にも注意を払いましょう。

そのひとつは「質の良いタオル」です。おすすめは、下の「育てるタオル」。使うことで、リラックス脳にしてくれて、とても気持ちよくしてくれる日用品です。これも今日のお話と、相性の良い品です。


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