・新しく進学、就職があるひと
・なにかしら体調がすぐれないひと
・不眠でよく夢を見るひと
・朝からからだが重いひと
・イライラしたり、急に不安になったりするひと
この記事は、こんな方に役に立ちます。
目次
春の時期、こんな症状ありませんか?
1 特に持病はないが、からだが何となく疲れが取れない
2 気持ちも、意欲がわかないでやる気がでない
3 頭痛、眼のもやもや、肩こりがひどい
4 便秘や下痢がひどくなって、すっきり感がない
5 感情の揺れが大きい(イライラ、怒りっぽい、涙もろい)
6 眠れない、よく起きる、嫌な夢をよく見る
これらの症状は、寝込むほどのことでもありませんよね。
だから、特に女性の方々は、毎日の家事や仕事に没頭し、置き去りにされている状況なのです。
これらの原因は、言うならば「からだとこころの調節障害!」です。
季節の移り変わりに応じて、私たちのからだは「適応」するために、自律神経を絶妙に調節して備えてくれています。
からだは、冬のあいだ、寒い冬の環境を乗り切るために、からだの仕組みを整えていたのです。
それが、暖かくなり始め、次は暑い暑い夏の環境へ、順応するようにからだの仕組みを変えていかないとならないのです。
これは、自律神経だけでなく、ホルモン環境も順応させていかないと、うまくいきません。とても、「高度な調節」なのです。
この調節が何となく、知らない間にうまく行っていないのです。
ですから、例えて分かりやすく説明すると、「生れながらに、寒い北欧の国で生活してきた人が、いきなり、熱帯の東南アジアに移り住むようなこと」に似ているのです。
想像して見て下さい。北欧は、日照時間が極めて少ないです。御日様(おひさま)を見れない時期もあります。
肌も白く、紫外線刺激が少ないので、角質も薄くかよわい状態です。
それでも、寒い環境に耐えるべく、体温を内部から逃がさないように、毛穴をぎゅっと締め、免疫力が落ちないように自律神経をどんどん使って暮らしています。
あっ、こんな言い方をすると、自分の意志で「自律神経」を動かしているかのように聞こえますね。
実は、違います。自律神経は、自分の意のままに動かすことはできません。
自律神経がやっていることとは?
自律神経は、よく耳にする名前ですね。よく聞くのは「自律神経失調症」と言う言葉ではないですか?
これを聞く一般の人は、自律神経って、「何かしらメンタルを損なった状態」のように理解している人がほとんどだと思います。
こんな状態を想像してしまうのは、仕方がありませんね。皆さんの状況を見ると判別が難しいからです。
でも、実は、メンタルをやられた(ここではこの表現でごめんなさい)状態では、ありません。
私たちが本来持っている神経の、仕組みがうまく調節できていないだけなのです。
分かりやすく説明すると「自律神経は、自動車のアクセルとブレーキのペア!」と思って下さい。
例えば、心臓には、脳から自律神経が降りて来ています。この種類が2種類あります。
1交感神経と2副交感神経です。1と2を合わせて自律神経と言います。1交感神経はアクセル、2副交感神経はブレーキとして、心臓くんに働きます。
どういうことかと言うと、アクセルが強くなると私たちは「動悸」がします。一方ブレーキが強くなると、心臓は「リラックスしてゆっくり拍動」するのです。
「そっか!自律神経ってアクセルとブレーキのペアなんだ!」と思って下さい。これが一番、からだ本来の姿に近い解釈(かいしゃく)です。
自律神経が乱れる原因やきっかけ
上では、心臓くんに例をとってお話しました。ここで、理解をぐんと広げて下さい。
私たちの内臓、皮膚もすべて、このアクセルとブレーキのペアである、自律神経が分布して仕事をしています。
もうひとつ、例をあげましょう。
入試前や発表前など、緊張してお腹が痛くなったり、下痢をしていなかったですか?これも、自律神経の乱れで起こった結果なのです。
胃腸は、副交感神経が頑張っている方が、調子よく働いてくれます。ところが、人生の緊張場面となると、交感神経がぐんと働くのです。
胸はどきどき、息はハァハァとなります。そして、胃腸症状(腹痛・下痢)が起こります。
春先に自律神経が乱れやすいひととは?
環境の変化に弱い人です。また、ほんらい真面目で几帳面で何か事を一生懸命やろうとしている人が危ないです。
家族のため、子供の旅立ちのためなど、春には大きな動きもよくあります。
そのことをやっているときは、ほんとうに自分を忘れて必死で取り組んでいたりします。
しかし、大きな山場を越えた時、ふっと自分の調節が乱れ始めるのです。
例えば、県外の大学へ進学が決まり、喜びの中、他県の住居を探し、荷造りを整えたとたんに、がたがた~と来たりします。
安堵に包まれている最中に襲われたりがあるのです。ここまでの、大きな動きがなくても「プチうつ」状態を経験する人も多いと思います。
何かしら、体調がすぐれない、疲れが取れない、眠りが浅いなどなどがおこります。
メンタルの乱れとまで、いかないうちに自分でできることを!
ここでの、ポイントは要するに、自律神経を整える、コントロールすればいいとなります。
皆さん、これまでどこかで聞いたことのある事ばかりと思いますが、まとめてみることも重要なので書きますね。
1 呼吸を意識する
私たちは、息をすうぞ~!と呼吸をしていませんね。これが、無意識に行われていることですので、自律神経が調節しています。
日頃、無意識でやっている呼吸を、意識的にやることで、触れない自律神経をコントロールできると思って下さい。
やり方は、ネット上にも沢山ありますので、探してみて下さい。忙しい方は、ゆっくり数回深呼吸をするだけで良いです。
コツをひとつ伝えると「息を吐くときに唇をすぼませて、細く長く吐く」と最も効果的です。
2 運動をちょこちょこ入れる工夫
運動が、すべてに良いことは皆さんお分かりの通りですね。
筋肉が動くと、体温も上がり免疫力が増強し、血流が改善し、肩こり腰痛などにも良き効果が期待できます。
ですが、書いたように、この時期はめちゃ忙しかったりします。そんな暇ないですよね。
そこで工夫です。洗面台で歯磨きやドライヤーをやっているときは、踵(かかと)の上げ下げ運動をしましょう。
出来る方は、ハーフスクワットもいいですね。
また、買い物に出かけると、荷物が重くなるので、我さきにスーパーの玄関近くに駐車しようとします。
ここも、敢えて駐車場の端に停めて歩いて下さい。意識が大事です。よし、あそこまでウォーキングだと思うのです!
3 よき睡眠を。眠れなくても「からだを横にして休めてあげている」との意識で
やっと、自分の時間になりました。それ、スマホってやっていませんか?
ブルーライトは、皆さんが思っている以上に、眼や脳を疲れさせています。また、コロナ情報や戦争の情報が飛び込んで来ます。
これらが、交感神経をさらに緊張させます。その状態で眠って良いはずがありません。
寝る前の習慣で大きく違って来、しかも、あなたがコントロールできる大きな部分なので、生活を見直して下さい。
まとめ こんなによく働いている自分を抱きしめて!
脳科学的には、「まだ、足りない」とやってしまうと、脳もからだもどんどん負の連鎖に陥って行くことが分っています。
今日1日、頑張った自分を抱きしめてあげて下さい。眠りにつくほんの一瞬で良いです。
イメージで自分をよしよししてあげても良いし、実際に布団のなかで、両腕で胸を抱きしめてあげてからおやすみ下さい。
脳は、労わると、明日からもっともっとあなたを助けてくれます!
今回は以上です。
下の商品は、忙しく、こころもからだも疲れる時に、強い味方になってくれる商品です。ビタミンとミネラルのバランスが絶妙なお勧めの一品です!(からだプロ)