健康維持 病気予防

良い乳酸菌を摂るのは当たり前。でも、それだけではもったいない!

  1. 乳酸菌は食物繊維と一緒に摂ろう!
  2. 食物繊維が必要な理由
  3. 逆に野菜類(食物線維)を食べない人は
  4. 食物繊維のプラス効果とは?
  5. まとめ

◆この記事は、こんな人にお勧め

 おなかの調子で困っているひと

 なにかしら身体がすっきりしないひと

目次

乳酸菌は、食物繊維と一緒に摂ろう!

摂ろうと言うより、摂るべき!と思って下さい。

おなかの中では、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3グループ(腸内細菌群)が領域を分けて住み着いています。

善玉菌は乳酸菌を主とする良い菌たち。悪玉菌は一部の大腸菌、ウェルシュ菌を主とする菌たち。

日和見菌とは?これは「ヒヨリミ」と読みます。風の向きでクルクルと向きを変える風見鶏のように、善玉菌にも悪玉菌にもなる菌なのです。

忍者ですね。おなかの中では、この菌たちが領土争い、勢力争いをして住んでいるようなものだと思って下さい。

私たちがお母さんのお腹の中にいたとき、赤ちゃんの腸の中に、菌は全くいませんでした。

破水した瞬間から、子宮内(胎内)から子宮外の環境となるのです。つまり、産道や外世界の雑菌に口びるで触れるのです。

おっぱいを飲んだり、ミルクを飲んだり、色んなものを口に入れてみたりします。

そのうちに離乳食を食べ始め、様々な機会で外部の菌をお腹に入れていくのです。

こうして、今の私たちの腸内細菌群が出来上がっています。「群」と書いたのは、前の説明でお分かりですね。

不思議なお話をします。「乳酸菌は宇宙旅行をしました!」どゆこと?乳酸菌の入ったヨーグルトが、宇宙食メニューにあると思います。

が、私が言いたいのは、それではありません。「宇宙飛行士さん達のお腹の中の乳酸菌は、宇宙へ行って帰って来た!」のです。

どうです?一見気が付かないことに「神秘」が見えませんか?

こんなことを考えるだけでも、腸内細菌は自分の生活と工夫で、最高のバランスに仕立ていくことができると言う訳です。

食物繊維が必要な理由

なぜなら、腸の乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌は、「食物繊維を餌」として増えるからです。

だから、食物繊維が必要なのです。食物繊維は、主に野菜やきのこ類に豊富に入っていますね。

例えば、納豆は、とても良い食品です。納豆には、納豆菌(乳酸菌の餌)がいます。

大豆なので皮がふやけてはいますが、皮や豆自体に食物繊維がしっかり入っているのです。お味噌(大豆+麹菌)もそうですね。

逆に野菜類(食物線維)を食べない人は

善玉菌の餌がありません。しかし、野菜をまったく食べないと言う人は少ないと思います。

食物繊維は、何らかの形では食べておられます。おいしく炊いたごはんも食物繊維が豊富です。

ただ、健康な腸を意識するには、それだけでは足らないのです。すると上に書いた、3グループの勢力争いで、悪玉菌が多くなっていきます。

日和見菌はこれを追従します。悪玉菌が増えると、ガス産生も多くなります。

きつい臭いのガスが増え、腹が張るようになります。

私のところには、お腹のゴロゴロ音が気になって、不登校にまでなった小学生女子も沢山います。

さらに、お菓子類をよく食べるひとは、要注意です。この「糖分が悪玉菌の餌」になるのです!

あなたのおなかは今、どうなっているでしょうか?おっ、手に持っていたお菓子を置きましたね!分って頂けてとても嬉しいです!

食物繊維のプラス効果とは?

食物繊維は、糖分が腸から血液へと吸収される過程を、ゆっくりとさせます。

これが急な血糖上昇を抑えるので、糖尿病さんには嬉しい効果です。食事の時は、まず「サラダから食べましょう」と言われるのはこれです。

また、食べちゃったコレステロールは、食物繊維がコレステロールを繊維に絡めながら大腸へ運びますので、

コレステロールが小腸から血中に吸収されることを抑えてくれます。また、腸には免疫細胞が大集合しています。

乳酸菌が増えると免疫力も高められます。免疫にはとても面白いことが沢山ありますので、追々紹介して行きます。

お野菜やきのこを食べる時は、しっかり噛まないといけません。

食物繊維が豊富な食べ物を唾液をしっかり出して噛むと、セルロースによく分解されて、腸内細菌の善玉菌が利用してくれます。

また、この咀嚼と言う、噛むことが顎の関節をよく動かして脳の活性化につながるのです。

ちなみに皆さん、噛むとき上あご下あごのどちらを動かしていますか?

まとめ

乳酸菌と食物繊維は、合わせて摂るようにしましょう!

この点で言うと、ヨーグルトにカットバナナ、オリゴ糖の組み合わせも最高です。

バナナには、食物繊維とオリゴ糖が含まれます。オリゴ糖も乳酸菌の餌です。

今回は以上です。からだプロ



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