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更年期障害の「対策」と、脳を使うコツをつかんだ暁には「きつさの程度」が劇的に変わります!

ホットフラッシュ、ほてり、のぼせがあるひと

冷や汗、過度な発汗があるひと

頭痛、動悸があるひと

不眠、倦怠感があるひと

この記事は上のような方に役に立ちます。

目次

更年期障害の知られていないことを、解説!

更年期とは、若い頃にピークを迎えた女性ホルモンが、徐々に低下して行き、あるレベルまで低下する時期のことを言います。

更年「期」の漢字の通り、期間の「期」ですから、時期だったり、その間を指す言葉です。もちろん、何年も続く人もいます。なぜ、この期間に光を当てるのか?と言うと、この時期は、女性ホルモンの低下によって女性のからだに、色々な変化が出てくるからです。

その変化とは、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、動悸、息切れ、冷汗、過度の発汗、不眠、倦怠感などで、様々です。ですが、更年期の、具合の悪さは、病気扱いとは、されません。

えっ?「なぜ?私、こんなに具合悪いのに病気じゃないの?」はい、そうなのです。ほてりやホットフラッシュは、女性にとってとても嫌な状態なのにです。

これらのからだの変化は、内臓が壊(こわ)れて起こっている症状ではないのです。具体的に解説しますね。

医療で扱う「病気」とは、本来元気だった臓器(ぞうき:ないぞうのこと)が、病原菌や、変性(本来のちからを急に無くすこと)、あるいは、がんなどで犯されている状態です。これらによって具合の悪さが出てくれば、「症状」と言われます。

更年期障害は、具合の悪さ(障害)のことであり、〇〇病、〇〇症、〇〇症候群などとは、本質的に違うのです。

医療関係者もこのことを、混同しているひとがいます。ドクターは、知っていて、敢えて使っています。

ドクターは、更年期らしきの女性に「どんな症状ですか?」と、病気の症状として聞いています。なぜかと言うと、上に書いたような説明は面倒だからです。

手っ取り早く、聞き取ってお薬を出して次へと行きたい、ご多忙なドクターも増えています。残念なことです。

皆さんの卵巣は壊れているわけではない!

なぜ、私が一生懸命話しているかと言うと、まず、「女性の皆さんの卵巣始め、臓器はどこも壊れていないよ!」ってことです。これを、声を大きくして言いたいからです。

えっ!「内臓は壊れていない?!」?? そっか、でも、女性ホルモンは低下しているんでしょ? 答えはYes! ホルモンの低下は、他の臓器(ぞうき)、例えば、甲状腺(こうじょうせん)や、副腎(ふくじん)などにも起こることがあります。

甲状腺や副腎などでホルモンが乱れるときは、その場所が壊れています。病理的状況は複雑なので、分かりやすさのために、ここではそう表現しておきます。

女性ホルモンは、ご存じのとおり、卵巣から出て血中に入り全身を回っています。そしてお肌や髪、爪をきれいにします。脂質を抑えて動脈硬化を予防します。また、女性ホルモンには、各年代に応じた役割があります。

女性ホルモンの一番の大舞台は、赤ちゃんを宿し、胎内(たいない)で育て、出産して授乳する、一連の時期です。この時期には、多くの女性ホルモンが必要であろうことは、簡単に想像できますね。

この時期を終えた年齢層では、逆にそれだけ多くのレベルの女性ホルモンは必要でなくなるのです。ですから、年齢とともに卵巣は力を自然に落としていくのです。でも、卵巣が壊れた訳ではありません。

逆に、卵巣のホルモンが若い頃のまま、一定量を維持しようとしたらどうなるでしょうか?おそらく卵巣が壊れます。女性ホルモンを出し切って、燃え尽きてしまう感覚です。

もし、卵巣が燃え尽きて、ホルモンを全く出せないようになれば、あなたの女性たるところが、ガラガラと崩れ始めるでしょう。これは、更年期の問題どころではなくなりますよね。

更年期障害の「対策」について

更年期障害 対策 食事

 食事では、よく知られているのが、女性ホルモン類似物質が含まれる大豆や大豆製品を摂(と)ることですね。これは、一定の効果があると認められています。

ほかにも、閉経期には女性ホルモン低下によって、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が始まるので、カルシウム製剤や乳製品などを積極的に摂りたいものです。あと、海藻類やキノコ類、根菜類、ビタミンなどです。

こうやって見てみますと、要するに、バランスよく、種類多く食べていくことが肝心であることがお分かりになればよいです。

更年期障害 対策 運動

更年期障害の一番の症状は、ホットフラッシュで代表される、体温調節の混乱です。私達は、熱くなれば毛穴を開いて汗を出します。寒くなれば毛穴を閉じて、毛や鳥肌を立てて、体温の放出を止めようとします。

しかしながら、更年期障害では、体温調節がうまくいかなくなります。暑くもないのにほてりが出てきて、ぽっぽっと暑くなって来てしまいます。この状況にすぐさま対応するのは、難しいです。特に人が周りにいるときに、ホットフラッシュは起こりやすい傾向があります。

更年期では、このように体温調節が異常に過敏となります。が、それでもからだを動かした方が良いです。ストレッチやウォーキング、ヨーガなどの運動は、体温の調節を正常化するのに有効です。

ある時は、か~と熱くなって、どんどん汗が出始めます。これが顔から首にかけて起こりやすいのです。ぽたぽたと、汗が首をつたう光景を何度も見たことがあります。こんな時は、冷たいタオルなどで首筋を冷やしましょう。扇風機に当たりましょう。自宅なら、顔をバシャバシャ洗うのも良いです。

冷たい氷を口に含んだり、冷たい水を飲んだりもいいですね。冷やせそうなことは、いろいろ試してください。しばらくすると、これらの具合の悪さも回復するのです。

更年期障害 対策 睡眠

ゆっくりと睡眠をとりましょう。睡眠を妨げるお茶・コーヒーなどカフェインの摂りすぎにも注意が必要です。

よく、頭が冴(さ)えて眠れません。と、睡眠薬を希望する方も多いです。こんな時も軽い薬がいいですよ。実は、睡眠にもコツがあります。

ここで、初めてお話しますが、「眠ろうとすることを手放す!」ことがポイントです。あなたが、眠ろうとすればするほど、脳はそれが気になって眠れません。

「眠れない・眠れない」じゃなくて、「眠らなくてもいいや!」とやって下さい。すると脳はコントロールできます。

さらには、からだをもっともっと動かして、完全にからだを疲れさせることもうまくいきます。

更年期障害対策として「脳科学的にやって欲しいコツ!」

これは、当たり前の現象であり、病気ではないと強く考える

上に書いたように、更年期障害は、女性ホルモンが自然に低下していく過程での、からだの変化です。

更年期障害と言う名前を、いつも頭に浮かべていてはダメです。もう、「ないもの」として扱って下さい。いやいや、そんな簡単にいくものですか!

そうですね。ですが、ダメで元々で、「更年期はどこかへ行った!」と強く思ってみて下さい。ホットフラッシュの程度や頻度が減少する可能性があります。コツは「強く思う」ということです。

卵巣くんは、最大限の力を振り絞って働いてくれているとイメージする

事実、卵巣くんは、更年期の時期でも、あなたの美容(肌・髪・爪)、血液循環、免疫などに関連する女性ホルモンを作り出し続けてくれています。

更年期の卵巣くんは、精一杯仕事をしてくれているのです。それなのに、「あー、ホルモン値が減ってる、ドクターから足りない足りないって言われたわ!」などとやってしまうのです。

脳からは、卵巣くんに「伝達」が届きます。「おい、女性ホルモンが減ってきてるぞ!もっと出しな!」てな感じです。この脳からの「伝達」が自律神経系をも乱してしまうことになるのです。

ホットフラッシュがある時は、下の記事を参考に、悪天候時の着陸態勢と考える

更年期の時期は、この下の記事にあるように、悪天候の中、飛行機を無事に着陸させるようなものです。

あなたは、その女性パイロットなのです。ぜひ、記事をお読み下さい。

脳は、違う体験をイメージしただけでも、実際にやったと勘違いする

上記の脳科学的対策がなぜ有効かと言うと、脳は、仮に想像しただけでも、実際に体験したかのように勘違いするものなのです。

これをうまく利用しているのが、スポーツの世界でのイメージトレーニングです。

座っている陸上選手に、走る状況を想像してもらいながら、腿や腕の筋電図(きんでんず)を取る実験があります。

すると、イメージでスタートして加速していくなかで、実際のスタートとダッシュ時の筋肉の動きが、そのとおりの順番で筋電図に記録されるのです。

イメージしているのは、脳ですから。まさしくイメージが筋肉を動かすのです。これは、あらゆるからだの臓器(ぞうき)にも繋(つな)がります。 

あなたが、どんなイメージを持つかで、からだが変化していくのです。上に解説したように、卵巣くんが、一生懸命女性ホルモンを作り出しているイメージをぜひ持って下さい。特に眠りにつく前がよろしいです。

まとめ

更年期の対策として、一般的なことと、脳科学を応用した脳を使う「マル秘コツ」をお話しました。ぜひ、実践してみて下さい。

今回は以上です。

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